公益社団法人 青森県柔道整復師会

　朝晩の寒さが身に沁み秋の訪れを感じる中、平成27年9月5日（土）午後4時半より、弘前市のホテルニューキャッスルにおいて、「柔道整復師の業務範囲、医療類似行為について」と題し、副会長で保険部長の関裕二郎先生、保険副部長の三潟謙先生を講師にお招きして「保険業務勉強会」を開催しました。
　今回は柔道整復師の業務範囲、医療類似行為をテーマにパソコンを駆使して行われ、見やすく大変参考になる内容でした。 医療類似行為について用語が使われるようになった歴史的背景、法令、判例などが取り上げられました。 今までは自分が行う施術はただ漠然と医療類似行為だと理解しておりましたが、講義を受けてすっきり整理されました。 医療類似行為を理解することで柔道整復師の業務範囲について関係性を明確にできました。 そして、日々疑問思ってことに対しての意見交換等、会員にとってはとても有意義な時間になりました。
　保険対象以外に施術できるのかという問題に対しては、柔道整復師は疾病の治療を業とできますが、業務の具体的な内容は列挙できなく、健全な社会通念によって解釈し、公衆衛生上の危害が生じないものであれば治療できるということです。 今後は説明責任を果たし、自信を持って患者様の治療に励みたいと思います。やはりカルテ記載は要です。
　終わりに、2時間にわたり講義をして頂きました講師の先生方、資料作成に尽力頂いた関係者各位の皆様、心より御礼と感謝を申し上げます。参加者の皆様も大変お疲れ様でした。